写真で解説!意外と簡単な着物のたたみ方をマスターして収納上手に!

こんにちは、菜々小町です。

夏に着た浴衣やいただいた着物があったりするけれど、着物のたたみ方がわからず、困ってしまうことってないですか?

お洋服をたたむのとは違って、着物には着物のたたみ方があります。

着物は、ハンガーに掛けておいても丈が長いし、大きいので、そのままにしておくわけにもいきませんし、きちんとたたんで、収納したいと思いますよね!?

「でも、着物をたたむのって大変そう……」と思っている方もいらっしゃるかと思います。

今回は、思っていたよりも意外と簡単!な着物のたたみ方を写真つきで解説いたします。

これで、着物のたたみ方をマスターしたら、収納上手になること間違いなしです!

着物のたたみ方って意外と簡単なんです!?

着物には各部位に名称があって、お洋服では使わない言葉があります。

着物のたたみ方の解説でも、各部位の名称が出てきたりします。

はじめて着物を手にする方にとっては、普段、聞き慣れないものなので、「え?何それ?」って思うかもしれません。

着物の各部位の名称を知っておくことは、たたみ方のみならず、着付けや帯結びをする時などに役立ちますが、一度に全て覚えなくてもまずはよく使われる名称だけは知っておいても良いかと思います。

大切な着物ですから、丁寧にたたんで収納しておきたいですよね!?

ここでは、まずはじめに着物のたたみ方でも使う名称の部位をいくつかご紹介いたします。

着物のたたみ方は難しいものではありませんし、着物の各部位がなんという名称なのかを知っていると、更にたたみ方を覚えるのも簡単になると思います。

着付けやたたみ方以外でも、着物を作る時の採寸で名称を知っていることはきっと役立つことでしょう。

今回は、母から譲り受けた訪問着の写真を使って、簡単にご説明いたします ↓

この着物はオレンジ色っぽい黄色地に、白の花柄が入っている訪問着で小町のお気に入りの1枚なんです♪

写真でピンクのラインが入っている部分を脇縫い(わきぬい)といいます ↓

続いて、衿先(えりさき)

そして、衿下(えりした)

こちらは、衽線(おくみせん)といって、衿下から脇に向かって最初の縫い目になる部分で着物独特の名称です ↓

背面部のこの部分を衿肩あきといいます  ↓

着物の各部位の名称はまだいくつもありますが、これからご説明する着物のたたみ方に出てくる名称は以上ですので、これだけでも覚えておくと、着物のたたみ方の説明が簡単に理解しやすくなると思います。

着物のたたみ方の簡単ステップ!写真で解説

着物は、一枚の布を直線に裁ったものを縫い合わせて左右対称の作りになっているので、決して難しい作りにはなっていません。

普段着るお洋服よりも身丈や袖丈が長く、全体的に大きいため、たたむのが大変そうに見えるかもしれませんが、一度覚えてしまえば無理なく簡単にたたむことができるようになります。

大切な着物ですから、綺麗にたたんでしまって長く愛用していただけたらと思います。

今回ご紹介する着物のたたみ方は「本だたみ」というもので、ごく一般的な着物のたたみ方です。

着物をはじめて手にされる方でも、簡単でたたみやすいと思います。

また、着物をたたむ時は、綺麗な畳や床の上で行いましょう。

下に畳紙(たとうし)などを敷いてたたむと、畳や床の汚れやほこりがつくのを防げます。

たたんだ着物は、畳紙に入れてタンスに収納しておけますし、湿気やほこりを防ぐことができます。

畳紙に入れておけば、着物をタンスから1枚ずつ取り出しやすいですし、せっかくたたんだ着物がグチャグチャにならずに済みますよ。

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それでは、着物のたたみ方を写真つきで解説していきますね。 

ステップ1

まず、襟を左側にして着物を広げて置き、手前を脇縫い(わきぬい)の部分から内側に折ります。

できるだけ、シワにならないように綺麗に伸ばして折ります。

次に手前の衽(おくみ)を折り返します。

この時、衿肩あきは内側に折っておきます ↓

ステップ2

手前の衽(おくみ)の上に向こう側の衽を重ねます。

衿先(えりさき)・衿下(えりした)・裾の部分をぴったりと重ね合わせ、手でシワを伸ばします ↓

次に衽を重ねた向こう側の脇縫い(わきぬい)を両手で持って、手前の脇縫い線に重ねて両袖を重ねます。

すると、下の写真のように幅が半分になって両袖が重なり合います ↓

ステップ3

上になっている方の袖のみを身頃の上に重ねます。

衿下(えりした)から身頃を二つ折りにして重ねます。この時、折り山に右手を入れて、左手で着物の裾を持ち、重ねるようにします。

すると、下の写真のような形になります ↓

ステップ4

肩と裾の部分をそれぞれ手で持って、さっと裏返しにします ↓

残りのもう一方の袖を身頃の上に重ねます。

これで本だたみが完了です ↓

いかがでしょうか?

「思っていたよりも、着物のたたみ方って簡単!」と思いましたか?

着物は着付けだけじゃなく、たたむのも大変そうだし、とにかく面倒なのはイヤ!!……と敬遠されがちですが、少なくともたたみ方はそんなに難しいものではないですし、意外と簡単なんです。

もし、自分用の着物をお持ちでなくても、お母様やお婆様が着物をお持ちのようでしたら、ちょっとお借りしてたたみ方の練習をしてみると、着物に愛着が湧いてくるかもしれません 。

もしかしたら、着物をたたむのが楽しいと思うかもしれませんね!?

まとめ

今回は、着物のたたみ方を写真で解説させていただきました。

着物はそれぞれのパーツが大きく、全体的にも大きいため、たたむのが大変そうに見えるのですが、それほど難しくなく意外と簡単にたためてしまうものなんです。

本だたみのたたみ方でしたら、畳紙にも納まりますし、収納しやすい形にたたむことができますので、覚えておいて損はないと思います。

この着物のたたみ方をマスターすれば、きっと収納上手になれますよ♪

以上、最後までお読みいただき、ありがとうございます。

菜々小町

まるでお洋服を着る感覚!着付けが要らない着物はこちらの記事 ⇒ 「 帯結び不要!!セパレート式着物なら着方が簡単!

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