休日の畑仕事VOL.2!秋冬野菜の為に8月中にすること②ウネ立て
こんにちは、菜々小町です。
前回、畑で土に肥料を入れて耕すというところまでをご紹介しました。
畑の土の状態が野菜の生育に大きく影響しますので、土の準備はしっかりとやっておく必要があります。
8月の畑でやる作業としてウネ立てがありますが、今回はその様子をお届けしますね。
9月には秋冬野菜の種蒔きや苗の植え付けをしていくので、8月中に畑の土を整えておきたいと思います。
では、どうぞご覧ください!
8月の畑で土を耕した後はいよいよウネ立て
前回、土を耕すところまで終えた小町のミニ畑↓
土に肥料を入れて、こんもり盛ってある状態です。
今日は、ここからウネ(畝)を立てていきます。
ウネとは、畑の土を高く盛り上げたもののことを言います。
ウネを立てるのは、通気性や水はけを良くする為と、盛った土の分だけ高さが出るので野菜の根も深く張ることが出来るというわけです。
小町の畑のウネのサイズは、幅60~70cmで長さは160cmで作っています。
既に前回、ウネを立てる位置を測ってから土を耕してあるのですが、その時に目印として「マルチ留め」というピンをさしておいたので、その目印の外側からクワやスコップで土をすくって、内側に寄せて盛っていきます。
この外側からすくった土を内側に盛っていくという作業をぐるりと一周やっていくんです。
外側の土を掘って内側にどんどん盛っていくので、だんだんとお堀のような感じになっていきます。
ウネ立てが慣れていらっしゃる方は早く出来ると思うのですが、小町はまだまだ慣れておらず、ウネをひとつ作るにも時間がかかります。
ですが、美味しい秋冬野菜を育てる為にもここは頑張ってやるぞ~。
ウネの外側に溝が出来て、お堀のような形になっているのですが、内側の土が高く盛られた部分を平らにしていきます。
「ならし板」という木の板があるのですが、その板を使って土が盛られたウネの側面と表面を平らにならしていくんです。
そうやって表面の土のデコボコした部分を平らに整えていきます。
ウネ立てをしたら、マルチというビニールシートを張るのですが、ウネの表面の土がデコボコしたままマルチを張ってしまうと、雨が降った時などに水がたまり、泥がはねて野菜に付着し病気の原因になってしまうそうです。
育てた秋冬野菜が病気になってしまわぬよう、ここでも注意が必要なんですね。
小町が作ったウネの形は、かまぼこ状になっていたので、「平らになぁれ!平らになぁれ!」とならし板を使って平らに整えていきました。
そして、やっとこさウネを4つ作ったら、なんと夜になってしまいました!
とにかく暑いので、午後ゆっくりめの時間に畑に来たのですが、気づいたら夜でした~。
辺りは真っ暗!!
しかも農園には誰もいません。皆さん、すでにお帰りになりました。
8月とはいっても、さすがに夜7時を過ぎると暗いです。
ウネ立てが終わった後の畑(画像が暗くてすみません)↓
すっかり暗くなってしまったので、続きは次の日にすることにしました。
あぁ、早く帰ろ!!
8月の畑で秋冬野菜の為のウネ立て完了
次の日は少し早めの時間に畑に行き、ウネ立ての続きをすることにしました。
ウネ立てが終わったら、マルチ張りの作業をします。
マルチとはマルチングの略で、ウネの表面を覆う資材のことを呼ぶそうなのですが、小町のミニ畑がある農園では黒いビニールシートを使っています。
このマルチを張ることにより、
雑草が生えるのを防ぐ
保湿効果(土の表面の乾燥を防ぐ)
保温効果(季節によって温度を調整)
病気の予防(雨ではね返った土が、野菜の傷口に付着して病気になるのを防ぐ)
肥料の流出予防(雨などによって、土に与えた肥料が流れてしまうのを防ぐ)
団粒構造を維持(団粒構造とは、大小の土の粒同士が団子状にまとまっている状態のことを言いますが、空気や水、栄養を適度に含んでいて野菜の生育にとって良い環境の土です)
主に以上のような役割をします。
ウネの大きさより少しだけ大きめにカットした黒いビニールシートをウネの表面に敷いて、先ず、ウネの片側2箇所にマルチ留めを挿したら周囲に土をかけて足で軽く踏んで固定します。
次にもう片側半分にもマルチ留めを挿すのですが、この時、必ずマルチをピンと引っ張るようにして固定しないといけません。
小町は上手にマルチをピンと張ることが苦手でいまひとつなのですが、マルチにたるみがあると、そこに雨水が溜まってしまったり、マルチの効果が薄れてしまうので、できるだけピンと張った状態で固定するように注意しました。
ウネの四隅にひとつずつマルチ留めで固定したら、マルチの裾に土をかけていきます。
ウネの周囲をぐるっと一周するのですが、この時、クワを使って土をかけていってもいいですし、スコップを使っても構いませんが、土をかけた所を足で踏み固めて雨風でマルチがはがれないようにしっかり固定します。
マルチの裾が土できちんと固定されておらず、ウネ立てした所とマルチの間に隙間があるとそこから害虫が侵入してしまうことがあるので、最後に土がちゃんとマルチの裾にかかって固定されているかを確認!
マルチ張りをして思ったことは、風の強い日にマルチを張るのはやりづらいので、なるべく風の強い日は避けた方が良いということでした。
2人以上で作業をするのならいいのですが、1人でマルチを張る場合は片側にマルチ留めを挿す時にもう片側をならし板などで重しをしておくと良いと思います。
8月は台風が来たりして、ウネ立てしたくても出来ない日が続きましたが、なんとか8月中にウネ立てとマルチ張りが出来てよかったです。
秋冬野菜に向けての準備、着々と進んでます。
今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
菜々小町
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