苦手な人を避けるのはなぜ?不機嫌な顔の部長が教えてくれた理由

こんにちは、菜々小町です。

あなたは、学校や職場などで「なんか苦手だな……」と思う人はいらっしゃいますか?

人は自分にとって苦手な人に対しては、できるだけその人とあまり関わらないように避けるものかもしれません。

ですが、苦手な人を避ける理由とは何なのでしょうか?

そして、苦手な人と出会った時、それは自分にとってのチャンスだとしたら?

取引先の会社の部長さんは苦手な人だったけれど避けることができなかった!

小町がまだ20代の頃、勤めていた会社の取引先にちょっと苦手な人がいらっしゃいました。

その人は、ある部署の部長さんでしたが、はじめて会社訪問でご挨拶に行った時も仏頂面でしたし、その後も同じでいつも不機嫌そうな顔でした。

イヤミを言われることもあったので、正直、その部長とはお会いしたくありませんでした。

会わずに避けることができればいいのですが、それは無理なことでした。

「あの部長さん、いつも不機嫌そうだし苦手だな~」と思いながらも、仕事ですので会わない訳にはいきません。

行ったら顔を合わせることを避けることができず、重い気持ちを引きずりながら訪問してました。

当時20代のまだ初々しかった?小町は、その部長さんに会うといつも「○○さん、こんにちは!」と挨拶だけは元気にしていましたが、いつも不機嫌そうで、仕事の話以外でお話することはほとんどありませんでした。

小町がその取引先の会社を訪れるようになってしばらく経った頃、会社からアンケート調査をするように言われ、例の苦手な人(部長)にもアンケートのご協力をお願いすることにしました。

多分、断られるのではないかと思ったのですが、小町がアンケート用紙を出すと黙って受け取り、その場ですぐに記入してくれたのです。

そして、アンケートに記入しながら、ご家族のことなどを話してくださいました。

彼がすんなりとアンケートに協力してくれるとは思っていなかったため、とても意外でしたし、仕事以外のことでお話できたことを嬉しく感じました。

苦手な人だった部長からの意外な一言

その後、その苦手な部長さんと急に仲良くなったとか、仕事以外のことでお話することが増えたということはありませんでしたが、それまで重たい気持ちで訪問していた時とは違っていたのは確かでした。

ある日、彼がいつもいる部屋の前の廊下で会った時、立ち止まって私にこう言ったのです。

「あなた、いつも熱心によくやってるね。ウチの部署の子たちに教えてあげてほしいよ」と……。

意外も意外な言葉にビックリしてしまった小町は、「ありがとうございます!」としか言えませんでした。

小町にとって、あの苦手な人だった部長さんから、そんな言葉をいただけるなんて思ってもいなかったので驚きました。

はじめの頃は、いつも仏頂面で不機嫌でイヤミを言うオジサンだった部長でしたが、なぜ、こうも変わったのだろうかと不思議でなりませんでした。

なぜ苦手な人を避けるのか?その理由と部長が教えてくれたこと

まさか、天変地異の前触れか? 部長に何かあったのだろうか?……と思いましたが、会社での彼は今までとは変わりがない様子です。

そこで、小町はそれまでの自分と部長とのやりとりを思い返してみました。

はじめて訪問した時からいつも不機嫌そうで近寄りづらい感じでしたが、いつも挨拶だけはちゃんとするようにしていました。

とにかく、いつ会ってもニコリともせず、自分の部下の人たちに対しても同じで仏頂面でしたから苦手と思う人はいたかもしれません。

人は自分が苦手な人に対しては距離を置こうとしますし、避けるようになるのは仕方がないことだと思います。

小町も仕事でなかったら、自分からその部長さんに話すことなんてなかったでしょうし、きっと距離を置こうとしていたと思います。

ですが、小町は仕事上、苦手な部長を避けることができなかったため、逆にこっちが相手に苦手な人と思われてもいいんじゃないかと思ったんです。

ですので、会うとしつこいくらいに元気に挨拶しました。

向こうからの反応はほとんどありませんでしたが、やめませんでした(笑)。

そして、何枚もの頑丈な扉を開けて、やっと彼と普通に話すことができたのかもしれないと思っています。

夏が近づいてきたある日の夕方、急に社内で飲み会をすることになったそうなのですが、その部長さんは会社の会議室で飲み会をするよりも外のお店でやることを希望していました。

確かに、お酒やおつまみを買い込んで会社で飲み会をした方が安くつくのですが、その部長さんは「結局、後片付けは女子社員がやることになってしまうから何処かの居酒屋なんかでやった方がいいんだよね」と。

どちらかというと、飲むのは男性社員のほうですし、後片付けしたらその分、彼女たちの帰宅も遅くなってしまうという理由からそんなことをおっしゃっていたのです。

もし、小町が部長を避けることしかしていなかったら、そんな彼の言葉を聞くことはできなかったでしょう。

彼の人柄に少しだけ触れることができたように感じ、嬉しく思いました。

部長が仏頂面なのはいつものことで、何も理由もなく怒っているわけでも不機嫌なわけでもなく、もともとそういうお顔だったのです。

ですから、逆にニコニコ愛想がよかったら気持ち悪いかもしれません(笑)。

イヤミと思っていた言葉は、彼なりのジョークだったのでしょう。

人は、自分が苦手な人に対して避けるのには、どんな理由があるのでしょうか?

それは、相手を知らないからかもしれませんし、知らないから怖いので避けてしまうのかもしれません。

未知に対する恐怖と言ったらいいのでしょうか?

そして、それは自分だけではなく、相手にとっても同じことが言えるのではないでしょうか?

小町が最初から部長さんの温かい人柄を知っていたら、見た目が仏頂面でも苦手な人だとは思わなかったかもしれませんし、できれば顔を合わせずに避けたいとも思わなかったかもしれません。

どうして、部長が不機嫌な顔をしているのかわからず、そして、彼がどんなことで不機嫌になってしまうのか知らないので、怖かったのです。

また、不機嫌そうな彼にどう接していいのかわかないので、怖かったとも言えます。実際は、不機嫌ではなかったのですが……。

不機嫌そうな顔の部長に対して、はなっから苦手な人と思い込んでしまっていたのです。

小町にとって苦手な人だったその部長さんからは、自分が苦手だと思う人でも、その内面には温かく素晴らしいものを秘めているかもしれないし、相手を知らないから苦手なのかもしれない……ということを教わったような気がしました。

そして、部長さんのその温かい部分に少しだけでも触れることができたことは幸せです。

苦手な人と出会った時、それはもしかしたら何かの気づきをもらえるチャンスなのかもしれません。

そして、苦手な人かそうでないかは、すぐにはわからないということなのかもしれませんね。

まとめ

自分が苦手な人に対して避ける理由は、相手をよく知らないためだったり、知らないから怖いという想いがあるのかもしれません。

小町の場合は、いつも仏頂面をしている部長に対して、「どうしてそんなにいつも不機嫌なの?」と思っていましたし、不機嫌な理由がわからず、部長は苦手な人でした。

ですが、苦手な人と思っていた部長の温かい人柄に触れ、それまでは顔を合わせずに避けることができたなら……などと思っていた感情は何処かへ行ってしまいました。

不機嫌そうな顔の部長に対して、苦手な人だと思い込んでしまっていた小町ですが、実際は不機嫌なわけではなかったし、内面は温かい人だったのです。

苦手な人と思っても、もしかしたら、その人は自分にとって何かを教えてくれる存在かもしれませんね。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

菜々小町

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