大好きだった祖母との夏の思い出

こんにちは、菜々小町です。

最近、めっきり暑くなってきましたね。

そういえば、もう7月……。

学生さんは、今月から夏休みがはじまりますね?

楽しい夏の思い出が沢山できるといいですね!

小町の夏の思い出のひとつに、祖母と行った朝のラジオ体操があります。

今日は、大好きだった祖母の思い出をちょっとお話します。

小町の独り言、よかったら聞いて下さい。

毎年恒例だった!? 祖母と通うラジオ体操は夏の思い出!

小町が子供の頃、自宅近くの広場では毎年夏休みの期間になるとラジオ体操が開催されていました。

そのラジオ体操に私と弟たちの3人が、毎日、朝早く祖母に連れられ通っていました。

その広場には、毎朝、数十人の人が集まっていましたが、皆ほとんどいつものメンバーで顔見知り。

年配の方が圧倒的に多かったのですが、小さな子供も何人かいて、やはり祖父母と一緒に来ている子たちがいました。

何故、祖母とラジオ体操に行くことになったのか……今でもそれはわかりませんが、小町と違って祖母はなかなか社交的で明るい女性でしたので、ラジオ体操も社交の場のひとつだったのかもしれません。

そして、夏休みでヒマな孫たちを遊びに連れていく感覚で連れて行ってくれたのかな?……と思います。

小町の父は、子供の私たちを休日どこかに遊びに連れて行くというようなマメな人ではなかったので、夏休みに家族で泊まりがけで旅行に行ったのも1度きりです。

小学校時代は、毎年「夏休みの楽しかった思い出」とか「家族と出掛けたときのこと」などの作文が宿題として必ずといっていいほど出されていましたが、両親と遊びに出掛けるなんてほとんどなかったものですから、いつもネタに困っていました。

ですから、夏休みの思い出といったら、祖母と行ったラジオ体操なんです。

そういう意味で、祖母には感謝しています。

ただ、学校が休みなのに朝早く起きなければいけない!……という多少のプレッシャーはありましたが(笑)。

当然ですが、ラジオ体操って体操ですよね?

ですので、皆、Tシャツにジャージなどの軽装です。

小町の祖母も、ラジオ体操の日は動きやすい服を着て出掛けていましたが、普段はほとんど和服を着ていることが多かったのです。

子供の頃は和服にさほど興味はなかったのですが、大人になってから「やっぱり和服って素敵だな~」と思うようになりました。

大好きだった祖母は、美容院で髪を日本髪に結い、和服を着てました。

小町にとって、和服で思い出すのは祖母なんです。

祖母は尊敬する女性

祖母は若い頃は大変苦労したそうで、血のつながらない義理の弟と妹を養うため、ずっと働きづめだったそうです。

ですが、孫の私たちは祖母の口からそのようなことを聞くことはありませんでしたし、そんな感じは全くないくらい明るくさっぱりとした性格の人でした。

とにかくよく働く人だったので、祖父と結婚後も仕事をして小さいながらも自分で店を営んでいました。

祖父は職人でしたが、お酒好きで飲むと止まらない人だったようなので、それもまた苦労しただろうと思いますし、経済的にも家計は祖母が支えてきたようですが、そのことについても祖母からはいっさい聞いた憶えはありませんし、祖母の口から「苦労した……」なんて言葉を聞いたことはありません。

私が社会人になった時、祖母が1度だけ仕事についてたったひと言、「仕事っていうのは、コツコツやっていくもんなんだよ」と言っていたのを憶えています。

何十年と働いて、自分で店を営んできた人の仕事に対する姿勢は、そのひと言の中に凝縮されているんだと思いました。

すぐにメゲてしまう小町にとって、祖母は尊敬できる女性だったんです。

祖母が亡くなって、かれこれ15年以上経ちますが、とても器の大きな女性だったな~と思います。

チャキチャキの江戸っ子で、よく働き、よく食べ、稼いだお金は周りに還元し、煙草はハイライト、お酒もイケるという豪快な人でした。

そんな祖母を尊敬していますし、お手本にしたいと思うところが沢山あります。

小町が和に興味を持ったり、和服っぽいお洋服を作ったりするのは、多分、いつも和服を着ていた祖母の思い出があるから……。

大好きな祖母の思い出があるから、和服を見て素敵だと思うのかもしれません。

祖母が亡くなって、ひとつだけ後悔していることは、「おばあちゃん、大好きだよ~!!!」と言わなかったこと。

大好きな人、大切な人がいつまでも生きてるわけじゃないから、好きな人にはちゃんと伝えておかなきゃね。

そして、感謝の気持ちがあったら素直に言葉にしないとね……。

祖母が亡くなった時、私はほとんど会ったことがない親戚(祖母の義理の妹)がやって来て、祖母の着物や帯を箪笥から引き出して気に入ったものを全て持っていったため、残ったのは長襦袢や腰ひも等くらいで、黒留袖以外は着物も帯もほとんど残りませんでした。

ですが、小町の心の中には和服姿の祖母の姿がいつでもいるんです。

祖母との思い出は、私にとっての財産です。

祖母は私に大きな宝を残してくれたと思っています。

おばあちゃん、本当にありがとう。

また、いつかどこかで会いたいね……。

今日は、小町の独り言だけになってしまいました……。

最後まで、小町の独り言を聞いてくださってありがとうございます。

菜々小町

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