こんなにあった日本茶の種類!産地によって味も香りも違う!?
こんにちは、菜々小町です。
日常、コーヒーや紅茶、ハーブティーを飲むことも多いですが、和食をいただいている時はやっぱり、日本茶が一番ですね。
日本茶の種類は実は沢山あり、産地によって味や香りにも特徴があることをご存知ですか?
それがわかると、これからは自分好みのお茶を購入することができますね。
新茶の季節を迎え、今回は日本茶の種類や産地についてご紹介したいと思います。
もし、誰かに日本茶の種類や生産量のベスト3を聞かれたとしても答えることができますよ(笑)。
そして、きっと、あなた好みのお茶が見つかると思います!
海外でも人気!奥が深い日本茶の世界
新茶の季節がやってまいりましたね~♪
食後の一杯やティータイムにコーヒーや紅茶もいいけれど、新茶の季節は美味しい日本茶を飲んでまったりするのもいいのではないでしょうか?
ここ最近、「和食」のユネスコ無形文化遺産への登録と共に日本茶が海外で見直されてきているようですね。
海外の方々が日本茶に関心を持ってくださることは、とても嬉しいことです。
財務省の貿易統計では、平成24年以降から緑茶の輸出量と輸出額がグンッと伸びています。
緑茶に含まれるカテキンの発がん抑制や殺菌・消臭作用、抗アレルギー作用など、味や香りだけではなく健康食品としても見直されはじめ、需要が高まっているようです。
もともと緑茶は、平安時代に唐から伝わり、その当時は非常に貴重な薬とされていて、庶民にはなかなか手の届かないものでした。
今の日本人にとっては馴染み深い飲み物ではありますが、昔は誰もが飲める代物ではなかったようです。
これから、どんどん日本茶でティーブレイクする外国の方が増えてくれたらいいな、と思います。
さて、同じお茶でも、紅茶や烏龍茶は発酵させたお茶ですが、緑茶は茶葉を摘んだ後、発酵させないで作られます。
摘んだ茶葉を蒸気で蒸して発酵を止め、揉み、熱風で乾燥させ、その後、仕上げ加工されます。
また、紅茶や烏龍茶は、種類がいろいろありますね。
日本茶にも、いろんな種類があります。
そして、産地によって味や香りに違いがあるのですが、今回調べてみて日本茶って奥が深いな~って思いました。
ペットボトルのお茶も手軽に飲めていいですが、急須で淹れたお茶は格別です!
自分の好みに合った日本茶を見つけて、まったりとティータイムを楽しんでみてはいかがでしょう?
あなたの好みはどのお茶?種類も豊富な日本茶
栽培方法や製造方法などによって、種類が分かれている日本茶。
味や香りもそれぞれに違いがあり、淹れ方も違います。
ここでは、代表的な日本茶をご紹介いたしますね。
さて、いくつご存知でしょうか?
煎茶・・・茶葉は針の様な形をしているのが特徴。うまみと苦みのバランスが考えられていて、種類も豊富。
日本では一番飲まれている緑茶ではないでしょうか?
深蒸し煎茶・・・前述の煎茶よりも、生葉を蒸す時間が2~3時間長い。
煎茶に比べ、かなり濃い緑色のお茶になるものの、濃厚な甘みがあり、渋みがないのが特徴。
玉露・・・高級茶葉で有名な玉露は、日光を遮った環境で栽培された茶葉を使用。
青海苔に似た香りがあり、渋みが少なく、お茶のうまみを十分に味わえる逸品。
番茶・・・煎茶よりも渋みがないため、飲みやすい。あっさり系のお茶。
ほとんどのお茶は、新芽を摘んで作りますが、番茶は新芽が伸び硬くなった葉や夏以降に摘んだ葉から作られています。
茎茶・・・お茶の茎の部分を集めたもので、甘みがあって飲みやすく、また、誰でも気軽に淹れやすいお茶。
玄米茶・・・煎茶や番茶に煎り玄米ともち玄米のもち花を混ぜたお茶。
香ばしい香りとくせのない味が特徴で、渋みが少ないため飲みやすい。香りを引き出すには、高温のお湯で淹れるのがおすすめだそうです。
釜炒り製玉緑茶・・・摘んだ茶葉を蒸らさないで、釜で炒って作るお茶。
甘い香りとスッキリとした味が特徴。
蒸し製玉緑茶・・・丸まっている茶葉の形状から、釜炒り製玉緑茶と同じく「ぐりちゃ」と呼ばれてもいる。
釜炒り製玉緑茶と違って、じっくりと蒸して作られているお茶で、渋みが少ない。
てん茶・・・日光を遮った環境で作られるお茶で、新芽を揉む工程を行わずに乾燥して作られる。
このてん茶を粉末にしたものが抹茶になります。
抹茶・・・てん茶を石臼で挽いて粉末状にしたお茶。
お湯を注いで茶筅でたてていただきますが、お菓子やお料理にも使われています。
抹茶を使ったいろんな抹茶スイーツが、販売されていますよね。
また、ビタミンCを豊富に含んでいるといわれています。美肌効果に期待!?
ほうじ茶・・・煎茶や番茶を強火で炒って作ります。
香ばしい香りとスッキリとしていて、カフェインも少なめ。小さな子供でも飲みやすいお茶。
ざっとあげてみましたが、飲んでみたいと思うお茶はありましたか?
日本茶っていろいろあるんですね。
小町は、日常的に飲むには煎茶で、ゆっくりお茶を楽しみたい時はちょっと贅沢に玉露や抹茶、夜はカフェイン少なめのほうじ茶……というふうに飲みたいなって思いました♪
種類豊富な日本茶ですが、更に産地によっても味や香りに違いがあるんです!
産地による味や香りの特徴を知ってお気に入りを見つけよう
産地によって味や香りに違いがあるというのは、その土地ならではの個性がお茶に出ているということだと思いますが、それぞれの産地の日本茶にどんな特徴があるのでしょうか?
また、「色は静岡、香りは宇治、味は狭山……」と言われていますが、全国の生産量は意外な結果を示しました。
お茶の種類と産地による味や香りの違いを知ったら、あなたはもう日本茶通です!
埼玉県(狭山茶)・・・「日本三大茶」のひとつ。濃厚で甘みのあるお茶。草加はおせんべい、狭山はお茶です!
静岡県(静岡茶)・・・同じく「日本三大茶」のひとつとして有名。生産量も日本一!
日本茶の約4割を占めているほどの生産量を誇る。綺麗な色と味のバランスが良い。
愛知県(西尾茶)・・・西尾の抹茶は、品のある香りで、地域ブランドとして有名。
三重県(伊勢茶)・・・全国3位の生産量は三重県でした!コクのある味のお茶。お伊勢参りの際にはお土産にいかがでしょうか?
奈良県(大和茶)・・・古い歴史のあるお茶のひとつで、深い香りとコクのあるお茶。美味しいお茶に大仏様も喜んでいらっしゃるかも?
京都府(宇治茶)・・・こちらも「日本三大茶」のひとつ。玉露の発祥地で、宇治は江戸時代に煎茶の製法が生まれた場所。香りのよいお茶として有名。
宮崎県(宮崎茶)・・・こちらは全国4位の生産量で、濃厚なお茶のうまみがあるのが特徴。
福岡県(八女茶)・・・煎茶のほか玉露の産地としても知られる。濃厚な味のお茶。
佐賀県・長崎県(嬉野茶)・・・まろやかな甘みがあって、香りが深い。蒸し製玉緑茶は「全国茶品評会」で5年連続1位を受賞しているそうです。
熊本県(くまもと茶)・・・阿蘇山のふもとでは、無農薬・低農薬のお茶が栽培されているので、農薬使用に抵抗のある方にはおすすめ。煎茶や蒸し製玉緑茶、釜炒り茶などが生産されている。
鹿児島県(かごしま茶)・・・全国2位の生産量は鹿児島でした。4月から新茶を摘み、その後、秋冬番茶まで長く生産。スッキリとした味で、若い人達に人気のお茶。
いかがでしたでしょうか?
沢山の種類のお茶が日本各地で作られていますが、それぞれの産地で生産者の方々が丹精こめて作られた日本茶を是非、味わっていただきたいと思います。
まとめ
一口に日本茶と言っても、その種類は沢山あり、産地によっても味や香りには違いがあります。
いろんなお茶を試して、自分のお気に入りを見つけ、生活の中で日本茶を楽しみながらホッと安らげる時間を作っていただけたら、と思います。
海外でも注目を浴びてきている日本茶……日本人の私たちも日本茶の魅力をもう一度見直してみてはいかがでしょうか?
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
菜々小町
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