お米屋さん直伝!これが基本のおいしいご飯の炊き方

こんにちは、菜々小町です。

ふっくらおいしいご飯を炊くにはどうしたらよいのでしょうか?

普段のお米の炊き方について、「この炊き方でいいのかしら?」と思ったことがあります。

どうせ炊くなら、おいしいご飯を食べたいですよね!?

今回は、お米屋さんから教わったおいしいご飯の炊き方をご紹介します。

おいしいご飯は炊き方に秘密がある!?

今日の夕食のおかずは、ちょっと腕を振るって作ってみたけれど、炊き上がったご飯がイマひとつ……。

せっかく、頑張っておかずを作ったのに、ご飯がおいしくなかったら残念です。

できれば、ふっくらとおいしいご飯でおかずを食べたいですよね。

ご飯のおいしい炊き方というのがあるのですが、あなたは、いつもどのような方法でご飯を炊いていらっしゃいますか?

計量カップにお米を適当に入れて量っている

お米はしっかり研いでいる

水が濁らなくなるまで何度もお米を洗っている

お米を洗ったら、しばらくザルにあげておく

水加減は、炊飯器の内釜の目盛りに合わせている

お米を洗ったらすぐに炊飯器にセットして吸水させている

予約タイマー機能を使って炊飯している

無洗米だから、洗わずにそのまま水を入れて炊いている

もし、以上のような方法で炊飯しているとしたら、これからご紹介するおいしいご飯の炊き方をご覧いただければと思います。

おいしいご飯の炊き方には、秘密があります。

昔の精米に比べ、今の精米技術はかなり発達してきていますし、お米自体もいろんな品種が出ていますよね。

昔と同じお米の洗い方や炊き方では、おいしいご飯を炊けなかったりするのです。

これがお米屋さん直伝のおいしいご飯の炊き方!

さて、今回は一般家庭で使用されている電気炊飯器で、おいしいご飯が炊ける基本の炊き方をご紹介します。

以前、小町が働いていた職場で、お米屋さんから直接教えていただいたプロのご飯の炊き方です。

お米の洗い方~炊き方のコツを学ばせていただきました。

同じお米でも、炊き上がりが全く違ってくるんですよ!

それでは、お米屋さん直伝のおいしいご飯の炊き方でご飯を炊いてみたいと思います♪

1.まず、お米を計量します。

お米は1合を150gとして、重さで量ったほうが正確ではあるのですが、「いちいち重さを量るのは面倒!」だったりしますね。

その場合は、お米用の計量カップで、1合を1カップ(180cc)として、お米を計量カップにすりきりにして入れてください。

小町は、今回炊く胚芽米3合の重さを量ってみることにしました。

1合が150gなので、3合で450gです。

2.計量したお米を洗っていきますが、ボウルと下の画像のような穴の開いたパンチングボウルを用意します。

そして、ボウルの中にパンチングボウルをセットして、水道の水をボウルの半分くらいまで一気に溜めます。

3.水道の水はそのまま流した状態で、ボウルの中にお米を投入したら、手で時計回りに軽くかき混ぜ、手早く水を切ります。

これを3~4回繰り返します。

1回目は、お米が水分を吸収しやすく、落ちた糠を吸ってしまわないように手早く洗って水を切ることが肝心です

お米は、研ぐというより軽く洗うという感じです。

力を入れて研ぐと、お米が割れてしまいますので、優しく手で軽くかき混ぜるように洗います。

今回のような胚芽米を洗う時は、特に軽く洗うようにしないと胚芽が落ちてしまいますので注意しましょう。

胚芽が落ちたら、普通の白米になってしまいます(笑)。

無洗米を炊く場合でも、1回くらいは軽く洗ったほうがいいですね。

精米の段階でほとんんど糠は削られてはいるのですが、精米過程で粉になって残っている糠を落とすために軽く洗ったほうがおいしく炊けます。

洗わない場合は、炊飯後に糠臭さが出やすくなります。

4.最後に洗う時は、お米の中にゴミなどが混入していないかをチェックします。

……といっても、ゴミが入っていることなんて滅多にありませんが。

また、今は精米技術が発達しているので、水が濁らなくなるまで何度もお米を洗う必要はありません。

何度も洗ってしまうと、その分、お米のうま味が失われてしまいます。

5.洗ったお米は、よく水を切ってから、炊飯器の内釜に入れます。

お米が乾いてしまうので、ザルにあげておく必要はありません。お米が乾いてひび割れの原因にもなります。

お米1合に対して、お水は200ccです。

お水は、浄水器の水で構いません。市販のミネラルウォーターの場合は、日本で採水したものがいいようです。

今回、3合のお米なので、お水は600ccになります。

あくまでも目安なので、お米の質や炊飯器によっても炊き上がりに違いがあります。

炊飯器の内釜にある水加減の目盛りは、メーカーによって違いがあるので、お水は量って入れた方がいいとのことです。

お水を入れたら、お米に吸水させますが、できれば2時間くらいは吸水させるのがいいと言われています。

急いで早く炊きたい場合でも、最低30分間は吸水時間をとるのが望ましいです。

炊く時は、必ず冷水を使った方がおいしいご飯が炊けます。

なので、内釜にラップをかけて冷蔵庫に入れて吸水させておきます。

冷蔵庫で吸水させれば、炊飯する時には水も十分冷えています。

6.冷蔵庫で2時間吸水させていたお米を炊飯器にセットして、「早炊き」モードで炊飯スタート!

炊飯は「早炊き」や「高速」モードで、一気に加熱して炊くことでおいしいご飯が炊き上がります。

夏場は特に冷蔵庫で吸水させるといいと思います。

洗ったお米に水を入れて、炊飯器にセットしたまま吸水させておくと、水がぬるくなって、雑菌も繁殖しやすくなってしまいますし、おいしいご飯が炊けません。

ですので、予約タイマー機能で炊飯するより、冷蔵庫で吸水させてから炊く時に炊飯器にセットして「早炊き」や「高速」で炊飯した方がいいでしょう。

「早炊き」や「高速」なら炊飯時間も20~30分程度ですし、夕方に炊飯する場合は、その日の朝洗ったお米を冷蔵庫に入れておいて、夕方炊飯器にセットして炊けばいいと思います。

しっかりと冷水で吸水させてから、一気に高温で炊飯することが肝心です。

7.炊飯が終わったら、5分間そのまま蒸らします。

「早炊き」や「高速」モードは、蒸らし時間が入っていないため、炊飯が終了したらしばらく蒸らしておくといいそうです。

その後、ご飯の表面に十字を入れてシャリ切りします。

ふっくら炊けています♪

底の方からしゃもじでご飯を返すように軽く混ぜます。

お米の熱の通りを均一にするためと、余分な水分を飛ばすためにします。

シャリ切りしたら、炊飯器の蓋をして更に10分ほど蒸らしましょう。

8.蒸らし終わったら、茶碗によそっていただきます♪

胚芽米なので、真っ白ではありません。

ご飯は炊いた後、時間と共にどんどん劣化していきます。

何時間も保温状態のままにしておくことは、おすすめできません。

炊き上がったら、できるだけ早く食べるようにして、残ったらラップに包んで冷凍しておきましょう。

意外と知られていないお米のあれこれ

最近は、日本人が食べるお米の消費量が少なくなっていると聞きます。

朝食はいつもパンというご家庭も多いようですし、毎食ご飯を主食にしている人は少ないかもしれませんね。

ですが、毎食パンとかパスタが続いたら、ご飯が食べたくなってきませんか?

小町は朝・昼とパン食が続いたら、夕飯には必ずご飯が食べたくなります。

やっぱり、日本人にはご飯なんだな~と思ったりしますね。

お米には、『玄米』のほか、『白米』『分搗き米』『胚芽米』……とありますが、それぞれ精米の仕方に違いがあります。

残っている胚芽の部分が20%以下で、糠の層が削られているものを『精米』といい、胚芽の部分が80%以上残っていて、糠の層が削られているものを『胚芽精米』というそうですが、お米を購入すると、ラベルにこのような表記がされています。

では、炊き方に違いはあるのか?……というと玄米以外は基本的には同じ炊き方でいいそうです。

玄米の場合は、軽く洗ったら一晩は吸水させる必要がありますし、水加減も白米や胚芽米などとは違います。

また、普通の炊飯器の玄米炊きの機能で炊いても、ボソボソした食感であまりおいしいとは言えません。

玄米を炊く場合は、圧力鍋や玄米専用の電気炊飯器で炊くともちもちしたおいしい玄米ご飯が食べられます。

じゃあ、白米に玄米を混ぜて炊くことはできるのか?……というと白米と玄米を一緒においしく炊くことは難しいと思います。

なぜなら、白米と玄米では吸水時間や水加減が違うからです。

玄米は玄米だけで炊飯したほうがいいでしょう。

玄米ではなく、分搗き米や胚芽米を食べている方もいらしゃると思います。

今回、小町も胚芽米を炊いてみましたが、白米と同じように食べられておいしいです。

ですが、玄米や白米に比べて分搗き米や胚芽米は酸化が早いため、その分早く消費する必要があります。

お米屋さんには、白米は約1カ月、分搗き米や胚芽米は2~3週間で食べきれる分を購入するといいと聞きました。

保存方法も部屋の中に置いておくより、できれば冷蔵庫の野菜室に入れておくのがおすすめです。

お米は高温多湿を嫌います。

おいしいご飯は炊き方だけではなく、鮮度も大切ですね。

まとめ

おいしいご飯の炊き方には、いくつかのポイントがあります。

お米やお水は、きちんと計量する

お米は研ぐというより、軽く洗うように

冷水でしっかり吸水させる

炊飯は高温で一気に加熱

以上のような点をおさえていただいて、是非、おいしいご飯を炊いてみてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

菜々小町

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